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観点別評価とは?成績評価の新しいアプローチと授業設計のポイントを解説

観点別評価で授業と成績評価を変える!主体性を伸ばす新しい教育アプローチとは?

「観点別評価とは?」「成績評価へどのように活かせるの?」このような疑問はありませんか?授業での評価基準を見直したい教師や、成績向上の新しいアプローチを探している教育関係者にとって、観点別評価の理解は欠かせません。

この記事では、観点別評価の基本と目的を解説し、授業へどのように活かせるかを明確にします。大手予備校ではカバーしきれない細やかなサービスを提供している、学習支援のメーティスがお届けする情報です。

最後まで読めば、観点別評価を取り入れた授業設計のポイントが理解でき、生徒の主体性を伸ばす評価手法への手がかりでしょう。

観点別評価を活かした授業設計のポイント

観点別評価を活かした授業設計のポイント

観点別評価の基本と目的

観点別評価とは、生徒の学習状況を多角的に捉え、評価するための手法です。従来の一律的なテストによる評価とは異なり、生徒の個性や能力を多面的に把握することを目的としています。

従来の評価方法は、テストの点数で生徒の能力を判断する傾向がありました。しかし、点数だけでは生徒の真の理解度や得意・不得意を見落とす可能性があります。たとえば数学の計算問題は得意でも文章題が苦手な生徒や、授業中の発言は少ないもののノートは丁寧にまとめられている生徒など、生徒一人ひとりの学習状況は多様です。

そこで、観点別評価では、生徒の学習状況を複数の観点から評価します。そうすることで、生徒の得意な部分や苦手な部分をより詳細に把握し、生徒の主体的な学習を促進することを目指します。下記は、観点別評価の例です。

観点 内容
知識・理解 学習内容を理解しているか
技能 学習内容を実際に活用できるか
思考・判断・表現 課題に対してどのように考え、考えをどのように表現しているか
主体的に学習に取り組む態度 授業に積極的に参加しているか、自ら学ぶ意欲があるか

これらの観点にもとづいて生徒を評価することで、生徒の学習状況をより多角的に把握し、適切な指導につなげることが可能になります。

観点別評価を授業に取り入れる方法

観点別評価を効果的に授業に取り入れるには、生徒の学習意欲を高め、主体的な学びを促進する授業設計が必要です。そのためには、評価基準を明確化し、生徒にフィードバックを提供する適切な方法を検討することが大切です。取り入れ手順は以下の通りとなります。

1.評価基準を明確にする

各観点について、どのような行動や成果を評価するのかを具体的に示すことが必須です。

たとえば、「数学の問題解決能力」を評価する観点では、「公式を正しく適用できる」「複数の解法を検討できる」「論理的に説明できる」といった基準を設定します。

生徒に基準を公開することで、生徒は自身の学習目標を理解しやすくなり、授業にも集中して取り組めます。

2.評価方法を多様化する

ペーパーテストだけでなく、発表やグループワーク、ポートフォリオなど多様な評価方法を取り入れることが有用です。結果的に、生徒の多様な能力を評価できます。

たとえば、数学の授業で図形の問題を扱う場面です。公式の暗記だけでなく、実際に図形を工作する過程の中で、空間把握能力を評価するといった方法も有効です。

3.フィードバックを効果的に行う

生徒の学習状況を把握し、個別に適切なフィードバックを提供することで、生徒の主体的な学習を支援します。

たとえば授業中の発言や提出物に対して、具体的な改善点を指摘したり、よい点を褒めたりすることで生徒のモチベーションを高められます。

4.評価結果を学習に活かす

観点別評価の結果とともに、生徒の学習改善につなげるための具体的な方法を提示することは効果的です。

たとえば定期テスト後に、各観点の到達度に応じた補習授業を実施したり、個別の学習計画を作成したりすることで生徒一人ひとりの苦手克服をサポートできます。

これらの方法を参考に、生徒が「主体的に学習に取り組む」意欲を高める授業づくりを目指しましょう。

主体性を重視した成績評価の新しいアプローチ

主体性を重視した成績評価の新しいアプローチ

従来の成績評価は、テストの点数といった結果に重きを置く傾向がありました。しかしこれからの社会でより求められるのは、自ら学び・考え・行動する力、すなわち「主体性」です。

そこで、生徒の主体性を育む観点を取り入れた、新しい成績評価のアプローチが注目されています。

主体性を評価するための基準

主体性を評価することは決して容易ではありませんが、評価基準を客観的な指標にもとづいたものにしておくことが重要です。たとえば、以下の3つのものにしておくことが重要で、生徒の学習の様子を観察して記録することで主体性を可視化できます。

視点 具体的な行動
授業への参加度 積極的に発言する、グループワークに貢献する
学習への取り組み 課題に粘り強く取り組む、自ら学ぶ姿勢を示す
振り返り 自らの学習状況や学力状況を客観視する

特に数学のような思考力が強く求められる教科では、生徒が学び方や振り返りを評価すれば、主体性を測ることが可能です。

成績評価と生徒の学習意欲の関係

成績評価は、生徒の学習意欲に大きな影響を与えます。テストの点数だけを重視する評価基準では、生徒は点数を取るためだけの学習に陥りやすく、真の理解や応用力が身につきません。一方で主体性を重視した評価基準であれば、生徒は「自ら学ぶ」ことの意義を実感し、学習意欲の向上につながるでしょう。

これらのことから、新しいアプローチとして、主体性を重視した成績評価が注目されています。

観点別評価が数学の成績に与える影響

観点別評価は、生徒の学習成果を多角的に評価する手法であり、数学の成績向上によい影響を与える可能性を秘めています。

数学は、公式の理解や計算力、論理的思考力など多様な能力が求められる教科です。従来の一律的な評価基準では、生徒の得意・不得意な領域を正確に把握することが難しく、個別の学習指導に課題がありました。

観点別評価を導入することで、生徒の弱点克服を効果的に支援できます。たとえば、「計算力は高いが、応用力に欠ける」生徒には、公式の活用方法や問題解決の手順を重点的に指導します。その結果、各生徒に合った効果的な学習が可能となり、数学への理解を深められます。

観点 評価基準例 授業での活用例
知識・理解 公式や定理を正しく理解しているか 公式の証明や解説を通して理解を深める
技能 計算を正確に行えるか 繰り返し練習問題に取り組む
思考・判断・表現 問題解決のために適切な公式を選択し、論理的に解答を導き出せるか
  • 思考過程を記述させる
  • グループワークで多様な解法を共有する
主体性 自らの学びに対して積極的に取り組めているか
  • 課題研究や自主学習の機会を設ける
  • 自分の弱点を探したり学び方を考察する

このように観点別に評価することで、生徒一人ひとりの得意・不得意を明確化し、授業で適切な指導を行うことが可能です。結果として、生徒の学習意欲を高め、数学の成績向上につながる可能性が高まります。

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テスト結果を細かく分析し、生徒自身が学習の振り返りを深めることで、主体的な学びを促進します。さらに、数学の成績評価における重要なポイントを明確にし、授業の改善につなげられます。

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